プリウスの取扱書の日常点検 タイヤの空気圧 より
タイヤが冷えている(走行前)状態でタイヤの接地部のたわみ状態(つぶれ具合)をみて、空気圧が適正であるかを点検します。

月に1回程度は空気圧ゲージによる点検をおすすめします。
空気圧が適正でない場合は、必ず指定空気圧に調整してください。

指定空気圧より低いと車両の安定性を損なうばかりでなく、タイヤが偏摩耗したりします。高速走行時にスタンディングウェーブ現象※によりタイヤがバースト(破裂)したりして、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。日常点検で、スペアタイヤ(スペアタイヤ装着車)も含め、必ずタイヤ空気圧が指定空気圧になっていることを点検してください。※高速で走行している時に、タイヤが波うつ現象。

素朴な疑問
指定空気圧の許容範囲は、 プラスマイスス? それともちょうど以上?
冷えている時ていつ 朝・昼・夜?
走行前 走行後何時間たったら走行前?
冷えていない時、走行直後に空気圧が低いのを見つけたらどうするの?
ガソリンスタンドや整備工場で点検してもらう場合、走行するけどいいの?
気温の影響はないの?
実際に問題が起きた
新車の1ヶ月点検(11月)から2ヶ月半後に空気圧が4輪とも50kPas減った。
日常点検を怠ったためだ。
借りたレカタカーの空気圧が30〜40kPaも少なかった。
 タイヤ空気圧は、天候・気温・走行条件で違います。の9月18日を見て下さい。
レンタカー会社は、必ず貸出し前に点検してますとのこと、間違った点検の仕方をしている可能性がありそうだ。
整備工場の点検時は、昼・走行後で『冷えている時、走行前』ではない。
点検時に指定空気圧に0〜20kPaプラスするだけで、走行の影響補正はしていないようだ。
気温につては、全メーカーとも無視できるとの回答をもらっているが? ほんとだろか。
◆ 自分で調べてみた
メーカーに聞いてみた 現在未公開
HTMLデータ 測定に使ったゲージと精度
PDFデータ タイヤ空気圧は、天候・気温・走行条件で違います。
        05年7月5日以降の指定空気圧を平均気温に合わせた空気圧測定
        05年3月5日以降の高精度タイヤゲージよる測定 
        04年2月20日〜2005年3月2日の一般タイヤゲージによる測定
JPEG画像 タイヤ空気圧は、太陽熱でこんなに変わります。
PDFデータ タイヤ空気圧で、燃費もこんなに違います。
PDFデータ 未装着タイヤを日陰に置いて気温で空気圧が変化を検証
PDFデータ データ分析結果 
タイヤ空気圧点検時の注意点(私個人の意見)
指定空気圧とは?
・自動車メーカーがその車にあった最適なタイヤ空気圧
指定空気圧の管理範囲
・指定空気圧+20kPa(0.2kg/cm2
※タイヤが冷えた状態で 指定空気圧以下はダメ 指定空気圧上限は20kPaまで
指定空気圧の冷えている時とは?
・早朝気温が最も下がった時 日陰で直射日光の影響受けない場所
指定空気圧の走行前とは?
※走行するとタイヤの温度が上がり空気圧も上がります、そこで点検をして指定空気圧にするとタイヤが冷えた時、空気圧不足になってしまいます。
・走行前とは、日陰で停止させて2時間以上たった状態
※室内・日陰・くもり(直射日光の影響受けない状態で)
タイヤの空気圧が変化する原因(200kPa〜250kPa入れる乗用車場合)
空気圧低下の原因
・自然漏れ 1ヶ月10〜20kPa低下
※6ヶ月、12ヶ月の定期点検では、絶対に異常を見つけることが出来ない。
※新車、中古車関係なく自然漏れは起きる。
・タイヤ、ホイルの異常、パンクなど
空気圧増減する原因
・走行(安全運転) 通常10〜20kPa チョイノリ(1km以下)0〜10kPa(誤差の範囲内)
 気温の上昇、直射日光(路面温度上昇)によりさらに高くなり 20〜30kPaになる。
※FF、FRなどの違いやエキサイティングな走行や急ブレーキなどで最大60kPa変化する場合もある。
・気温(日本場合)
  一日の気温差 通常約10度内 最大約15度
  1ヶ月間の気温差 10〜20度
 理想気体の場合(窒素、乾い空気※エアードライヤー付コンプレッサー使用
  ボイルシャルルの法則 圧力×体積÷絶対温度=一定
  10度で約3.5%は(大気圧101.3kpa(1013hPa)+指定空気圧220kPa)×0.035
  10度で約3.5%は約11kPaになる。
  当然、大気圧は日々変化する。しかし、タイヤそのものは、『風船』のように膨らんだりせず
  体積は一定と考えて計算するため、閉じ込められたタイヤ内の圧力は同じはずだと思います。
  タイヤゲージの製造時の調整が大気圧1013hPaにしてあるが、測定に影響が出るかメーカーに
  確認中
普通の空気の場合(季節により水蒸気量は大差あり
測定データ タイヤ空気圧は、天候・気温・走行条件で違います。
  絶絶対温度に比例、また、含まれる水蒸気等の影響を受ける
  個人的に調べた結果から(メーカーのデータは不明)
   影響は理想気体の約1.5倍
   10度で約5%(約15kPa)
※冬から夏 自然漏れと気温上昇による圧力上昇により圧力低下は少ないが、必ず減っていきます。
※夏から冬 自然漏れと気温低下による圧力低下により思いがけないおど減っていきますので要注意。
・直射日光 ※長時間日光が当たると影響を受けます。
  個人的に調べた結果から10〜15kPa差が付く場合もあります。
測定結果 タイヤ空気圧は、太陽熱でこんなに変わります。
・雨、風、雪 タイヤが直接冷やされるため圧力上昇が少なくなる。
・タイヤチェーンなどの摩擦
空気圧低下は、燃費を悪くする。
PDFデータ タイヤ空気圧で、燃費もこんなに違います。
プリウスは50kPa低下で5%も変ります。
一般の車でも、空気圧49.03kPa(0.5kg/cm2)減のタイヤで50km走れば、それだけで約150mlの燃料を浪費します(環境庁の調査2000ccの車の場合らしい約2.5%)。
最も正確に行う空気圧点検とは、(私個人の意見)
早朝 日陰、ガーレージ内
 屋外場合は日光が当たる前、曇り
 4輪と均等に指定空気圧プラス10〜20kPa
走行後や昼に行う空気圧点検の時は、(私個人の意見)
     再検討中
整備工場で行う空気圧点検は、(私個人の意見)
     再検討中
タイヤが気温に影響するかについては、自動車メーカーは無視出来る範囲と考えていることと、またその根拠となるデータも公表されいません。ここで示している数字は私が調べた結果を元に個人的意見として載せています。私のデータは正確性にやや欠けるの事実です。しかし、気温や直射日光の影響をまったく無視していいとは、思えません。測定を今後も測定をつづけなかせら、また、メーカーに確認と提言をしながらより最も最適な点検方法を探っていきたいと思っています。
空気圧が50kPaぐらい減っていても、安全走行をしている時には、まったく問題はないとこ私も分かっています。しかし、燃費だけは、間違いなく悪くなっているはずです。『CO2削減による地球温暖化防止』には役立つはずです。これは年金より大事なことだと思います人類の未来のかかっているからです。
結論
新品のタイヤでも、すり減ったタイヤでも
新車でも、中古車でも
大衆車でも、高級車でも
乗用車でも、大型トラックでも
チッソでも、乾いた空気でも、湿った空気でも
タイヤの空気は自然に必ず抜ける
だから、月に1度点検を
これ、タイヤの常識
技術革新より中野鉄工所が開発したエアーハプと言う自動的にタイヤに空気を送り込み常に適正空気圧に保つ装置の付いた自転車がブリジストン自転車から発売されている。自動車にも付く時代がくるまでは、空気圧点検は必要。